2010年10月12日火曜日

フッチボール・ブラジル

ブラジル映画祭2010にて鑑賞。
サッカー選手を夢見る子ども、実際にサッカークラブの寄宿学校でスター選手を目指す少年たち、選手をあきらめ熱狂的サポーターとして愉しむ若者、スタジアムのお好み焼き?の売店のおばちゃん、(たぶん物凄く有名な)スポーツジャーナリスト、学者、ミュージシャンたち。
そして、往年の名選手たち。ドクトル・ソクラテス、コウチーニョ、ペペ、リマら。
彼らが断片的に登場するドキュメンタリー。
現役のスター選手こそ出てこないけれど、主にFCサントスをめぐる人々を、スタイリッシュを狙いすぎか、という感もある映像で映し出した、日本人女性監督の作品。

スタジアムの警備の仕事をしているらしいお父さんに手をひかれ、スタジアムデビューを果たす男の子ガブリエル。
アフリカ系の両親はとても優しそう。子どもの希望をかなえてちゃんとしたサッカースクールに通わせるなど、そこそこ余裕のある中流家庭のようです。

ガブリエル君の憧れの選手はなぜか日系3世のタバタ選手。
「日系だからと顔をしかめられたこともある」という、ブラジルでは、特にブラジル・サッカー界では、日系はマイノリティーなのですね。
ちょっと前園っぽい面持ちの雰囲気イケメン?の、ロドリゴ(ホドリゴ)・タバタ選手、この作品の撮影当時はFCサントス所属でしたが、エンディングクレジットの字幕では現在トルコリーグのクラブにいるとか。
(調べたところ、ベシクタシュでした。)

熱狂的サポーターだという「色男」(とサポーター仲間に言われる、ややクリスチアノ・ロナウド似の、確かにもてそうな若者)ブルーノ。
割と普通の若者です。
フーリガン風ではない。
ただ、サッカーの応援以外は何やっているのか不明。

売店のおばちゃんチア・ダ・バイバイ(?)さん。すごくいい感じだ。
「リーニャ・ヂ・バッジ」のお母さんみたい。
ブルーノくんより応援に熱がこもっていそうだ。
サンバサークルの一員でもあります。

こういった市井の人たちの描写はおもしろかったのですが…。
それと元スター選手たちにはちょっぴり感動しますが、結局自慢話に花咲かしているだけだなあ。
まがりなりにもサッカーしてみてくれればよかったのに(リフティングだけでも)。

著名なスポーツジャーナリストのアルマンド・ノゲイラさんは、2010年に世を去っているそうです。
それと人類学者の方、ミュージシャンたちのお話は、ブラジルに関心のある人にとっては有益だったのではないかと思います。
が、門外漢の私には「別に~」というか、あんまり目新しい話じゃなかったな。

おもしろかったけど、あんまり焦点が定まっていない印象も。

「フッチボール・ブラジル」"Futebol Brasileiro"榑谷美紀監督2009年日本

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